池上彰の戦争を考えるsp 水木しげる/見逃し動画配信~感染症の悲劇無料視聴できるサイト
2020年8月15日12時30分からテレビ東京で『池上彰の戦争を考えるSP 終戦75周年特別企画~感染症の悲劇~』が放送されます
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池上彰の戦争を考えるSP /番組内容
新型コロナが席巻する今、戦場で感染症が蔓延した時に起こる悲劇を考える。75年前のあの戦争では、マラリアや餓えで多くの命が失われた。池上彰が八重山諸島で取材する。
番組内容<水木しげるが漫画で伝えたかったこと>『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげるは、75年前、南太平洋の最前線でマラリアに感染し、奇跡的に帰還を果たした。水木が戦後著した戦記漫画では、最前線ラバウルの出来事をある時はすさまじく、またある時はユニークに描写。戦場の過酷さと日本軍の理不尽さを世に知らしめた。池上彰が水木しげるの仕事場のある調布を訪ね、水木しげるの長女に話を聞き、未完成作品を見せてもらう。
番組内容つづき<「戦争マラリア」沖縄県八重山の悲劇> 太平洋戦争末期の昭和20年、沖縄県の八重山諸島で住民がマラリアに感染し、3647人が亡くなった。池上彰はこの7月、八重山諸島のジャングルを奥深く入り、マラリア感染の悲劇の現場を見て回った。そこで当時の「戦争マラリア」の被害者から悲痛な経験を聞いた。池上は悲劇の背景に陸軍中野学校(陸軍のスパイ養成学校)の工作員がいたことを知る。
池上彰の戦争を考えるSP 出演者
池上彰 相内優香(テレビ東京アナウンサー) 池谷実悠(テレビ東京アナウンサー)
池上彰の戦争を考えるSP動画見逃し配信みどころ
私が『池上彰の戦争を考えるSP終戦75周年特別企画~戦争と感染症~』の注目点だと思うところは、まず第一に漫画家水木しげるさんの娘さんのインタビューです。
水木しげるさんが描いたご自身の戦争体験漫画『総員玉砕せよ!』を読んだ時はその内容に大きく衝撃を受けました。
『裸足のゲン』のようなある意味ドラマチックな表現ではなく、過酷な戦争を淡々と表現した内容でした。戦地で隊員たちが次々と橋を渡る場面で、最後の方の一人がワニに食べられて死んでいき、それを他の隊員が「あ、死んだ」というような感じで別段驚くこともなく受け止めるのが印象的でした。いかに死が日常にあるのかということがわかります。
また、従軍慰安婦に並ぶ長蛇の列なども印象的でした。
戦争を経験した方しか戦争を語ることができないと思うのですが、戦争をした方が全員戦争を語るかというとそうではなく、暗い部分には蓋をし、心の奥底にしまってしまわれる方もたくさんいると思います。
水木しげるさんは戦争の経験をきちんと後世に残そうとした方の一人で、娘さんはそんな水木さんから直接話を聞いた方なのだと思うと、池上さんが行ったインタビューがとても貴重なものだと思います。
また、戦争に加えて現代でも厳しい戦いを強いられている「感染症」という敵とどのように戦ったのか、とても興味深く、放送が楽しみです。
池上彰の戦争を考えるSP動画見逃し配信ストーリー
第2次世界対戦、太平洋戦争においての空襲、爆撃など戦闘に関することではなく、戦争中に人々を苦しめたマラリアなどの感染症という切り口で戦争の実相を伝えていこうという試みのようで、なかなかおもしろい番組の作り方になっているなと興味深く感じています。
太平洋戦争では、漫画家の水木しげるさんが南方戦線でマラリアに苦しめられたなどの話も有名ですが、フィリピン各地での戦いでは、日本軍だけでなく相手のアメリカ軍でも大量の兵士に感染者が出て数万人の兵士が戦闘ではなくマラリアで命を落としてしまったと言われていますね。
そんなマラリアで有名なのが沖縄の八重山諸島で、今回の特番では八重山諸島で戦争中に何があったのか?という点を中心にレポートされていくようです。
沖縄県の八重山で太平洋戦争中に流行したマラリアは「戦争マラリア」とも呼ばれていると思いますが、その背景にどんな出来事があったのか?
伝えられる機会が少ない内容ですので、今回の番組は特に注目して拝見したいなと思っています。
第1次世界大戦でも毒ガスなど派手な戦闘の裏側にはスペイン風邪や梅毒の大流行があったのと同様に、太平洋戦争の裏側にあったマラリアは実は戦争にとって非常に重要な要素なのだろうと思います。
そんな重要だけれどもあまり表に出てこない部分にスポットを当ててくれる今回のスペシャルは、自分の知識を補強するためにもしっかり内容が理解できるよう心して拝見したいと思います。
池上彰の戦争を考えるSP動画見逃し配信みんなの感想
大変人気のある池上彰さんだけに各テレビ局の報道番組に定期的に説明役となり出演しているのをお見かけするのですが、その中でもテレビ東京系列の局アナとロケをするこの報道番組はバラエティー色がなく最も報道色、社会色が強くて扱うテーマも絞り1つ1つじっくりと深く掘り下げているので見る側もずしりと突き刺さったり強烈に訴えかけられている気がします。
今回は8月ということで戦争にまつわる事を2つ取り上げるのですがどちらも全然知らない事ばかりでしたので、戦時中にはこのような事があったのかと大変驚きました。
まず水木しげるさんの事ですが戦争が原因で片腕がない事は朝ドラで知っていたのですが、マラリアにかかったり戦記漫画を描いていた事は全く知りませんでしたのでその2点については特に注目をしたいです。
マラリアのイメージは一昔前に流行っていた命を落としやすい恐ろしい病気というものなので、水木さんはよく助かったなと思いましたしどのようにマラリアを克服して戦後を代表する漫画家にまでなれたのかに興味があります。
また、戦争でひどい目に遭っていますので本来なら戦争で体験したことを思い出したくもないぐらいトラウマになっても不思議ではないのに、なぜ漫画という形で残そうとしたのか、その点も明らかになればと思います。
もう1つのテーマの八重山諸島で3647人もの命がマラリアで失われた話も、今では日本を代表するリゾート地で戦争との結びつきが浮かびにくいだけに、いったいなぜそんな悲劇が起こったのか気になりますし、その当時何があり何が行われていたかを知った池上さんがどのような表情になりどのようなコメントを残すかも大いに注目をしたいです。
まとめ
-太平洋戦争での日本の戦没者ですが、その6割強は栄養状態が悪く、免疫の抵抗力が下がっている中で疫病に感染して亡くなっているといいます。
前線での戦闘よりも、病気による被害の方が多かったという事実はあまり顧みられることがないように思います。
池上彰さんは終戦から75年を迎えるにあたり、戦争中にパプア・ニューギニアのラバウルで従軍中にマラリアにかかって生死をさまよったマンガ家水木しげるさんの作品や証言などを中心に、戦争と疫病についての関りについて深く考察してくれるようです。
戦時中、マラリアでは日本だけでなく米軍も6万人の兵士が亡くなっているし、古代ギリシャ時代から戦争中に疫病が流行っている事実があります。
戦争というと銃弾飛び交う直接の戦闘ばかりに目が行きますが、悲劇の連鎖はそう単純なものではなく、いろいろな弊害を生み出すのだということを知るためにも、こういう事実をしっかり伝え、学ことが大事だと思います。
広島と長崎への原爆投下の日や終戦記念日を知らない若者も増えてきているようですし、子どもたちには戦争とはアニメやゲームの世界とは違うことを教える意味でも、年に一度、終戦記念日前後のこの時期くらいは、しっかりと戦争の悲劇を心に刻む番組を家族で見ることも大切だと思います。
そんな中でこの番組は戦争のいろいろな側面を知るうえでも特に有意義なものなのではないでしょうか。
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